映画ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2025-09-04 17:24:42) by =oyo=


<画像:20250904.jpg>
われもひとり きみもひとりの 天がいに みを寄すがれきに ほしのふる夜々

るい詠める

<読み>
われもひとり きみもひとりの てんがいに みをよすがれきに ほしのふるよよ

<意味>
わたしもひとり、あなたもひとりの異郷にあって、身を寄せる瓦礫の上に星が降る様な夜が幾く度 [も続く]。

<解説>
孤独なモノがふたり、身を寄せ合っているのは天涯、すなわち故国を遠く離れた土地であって、しかも満足に睡眠をとる事も出来ない様な、瓦礫の山なのだ。
震災とも戦災ともとれる様な情景である。
詞書にあるのは「映画」、すなわち虚構であるのだが、いまの世界を見渡せば、歌の叙景が該当する土地は幾つもみつかる。

(この項:たい)


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