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われもひとり きみもひとりの 天がいに みを寄すがれきに ほしのふる夜々
<読み>
われもひとり きみもひとりの てんがいに みをよすがれきに ほしのふるよよ
<意味>
わたしもひとり、あなたもひとりの異郷にあって、身を寄せる瓦礫の上に星が降る様な夜が幾く度 [も続く]。
<解説>
孤独なモノがふたり、身を寄せ合っているのは天涯、すなわち故国を遠く離れた土地であって、しかも満足に睡眠をとる事も出来ない様な、瓦礫の山なのだ。
震災とも戦災ともとれる様な情景である。
詞書にあるのは「映画」、すなわち虚構であるのだが、いまの世界を見渡せば、歌の叙景が該当する土地は幾つもみつかる。