映画ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2025-10-02 17:22:25) by =oyo=


<画像:20251002.jpg>
陽はしずみ きみのかへつた そのあとの 閨のかたすみ まどろみておもふ

るい詠める

<読み>
ひはしずみ きみのかえった そのあとの ねやのかたすみ まどろみておもう

<意味>
日没となってあなたが帰ったその後の寝室の片隅でまどろんで [あなたとのことを] 思う。

<解説>
一夜をともに過ごす事がなく、恋人が帰宅してしまった、と解釈すると、ふたりのあいだになにかあったのだろうと、まずは思う。
そうでなければ、その時間に恋人が帰宅しなければならない事情があったのだろう、とも思う。と、謂う事は、その人物にもうひとつ別の愛人でもいるのだろうか、と考えたくもなる。
想像するのは自由だ。
そして、そんな仮想の前提条件をうけて、結句「まどろみておもふ」のその内容を考えればよい。
第4句「閨のかたすみ」と謂うのは実景である可能性も強いが、心象風景とも考えられる。本来ならばその場にいるべき人物がいないのだから、実際のひろさよりもより、ひろくみえているのかもしれない。

(この項:たい)


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