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彼処から ゆびさすかなたを あをぎみて きみと夢みる 滅びしほしの
<読み>
あそこから ゆびさすかなたを あおぎみて きみとゆめみる ほろびしほしの
<意味>
あそこから [来た] と指差す空の彼方を仰ぎ見てあなたと夢みるのは滅亡した星の [物語である]。
<解説>
異星人との恋愛、もしくは異星人を自称する人物との逢瀬、なのだろう。
初句「彼処から」と、その人物が指差す場所が、彼乃至彼女の出身星もしくはそれに類する場所であり、そこは既に、文明が滅亡している [さもなければそういう設定となっている]。
歌の主人公はその人物の語るがままにまかせ、きっと自身の想像をその星までとばしているのだ。