<画像:20251126.jpg>
樹じやうで ひこうき かぜにゆれ かけよる母に ゆびさす泣ぢ
<読み>
じゅじょうで ひこうき かぜにゆれ かけよるははに ゆびさすきゅうじ
<意味>
樹上で [模型の] 飛行機が風に揺れていて、 [その児の許へと] かけよる母親に それを指さして泣いている児童 [がいる]。
<解説>
第2句「ひこうき」はその児童が飛ばして遊んでいた模型飛行機 (Model Airplane) であろう。それが樹上にひっかかって降りて来ないのだ。恐らく、買ってもらったばかりのモノだろう。
児童が泣いている声を聴いて、母親が駆けて来る。模型飛行機 (Model Airplane) は彼女が買い与えたモノかもしれない。
だけど、その児は母親に状況を説明する事も出来ずに、ただ泣きながら樹上を指し示すだけである。