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ちらとみて ものほしさふに 子だくさん 師はすのまちに がくの音ひびく
<読み>
ちらとみて ものほしそうに こだくさん しわすのまちに がくのねひびく
<意味>
ちらりとみてものほしそうな顔をしている子沢山 [の親が通り過ぎる] 師走の街並みに音楽の音色が響いている。
<解説>
結句「がくの音」は歳末の大売り出しに勤しむ商店街の音楽なのだろうか、それとも、社会鍋 (Christmas Kettle) を据えて演奏する救世軍 (The Salvation Army) のそれなのだろうか。いずれにしろ、第3句「子だくさん」には無縁のモノなのだろう。
欲しくても買えないモノがある、もしくは、くれと謂う訳にもいかない、極端な表現をすれば、その差異が存在する。
いずれにしても、この時季ならではの音、乃至、音楽と謂うモノがあるのだ。