サッカーのある生活(中田英寿現役引退)[050)ニュースをみる]
(2006-07-05 00:13:35) by =oyo=


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その真意や是非はともかくとして、あぁ中田英寿らしいなぁって思ったのは発表のタイミングとその方法。

01.W杯開催期間中である事
02.なおかつ試合がない日である事
(日本時間で言えば、前日に試合がない事)
03.月曜日である事
04.21:00台での発表である事
05.記者会見は開かず、ネット上での自身の文章による発表である事

これらは独立した条件ではなくて密接に関連しあっていて初めて成立するもので、それは、たった一つの事だけを目的としている。
それは中田英寿本人の媒体露出を極力抑えて(可能な限り0に近づけて)、最大限の媒体露出を図る事。しかも、これまでメディアが(もしくはメディア上で)培って来た「Hide」のイメージを損なう事ない様に、もしくは「Hide」のマス・イメージをさらに強固なものにする為に。
まるで、彼が放つキラー・パスの様に鋭くダイレクトに、ニュースの受け手に「中田英寿現役引退」というメッセージを届ける為に、用意周到に準備されている様に思えてならない。

細かく観て行く。

01.W杯開催期間中である事
02.なおかつ試合がない日である事
(日本時間で言えば、前日に試合がない事)

サッカー熱、W杯の余熱が下がらない内に、しかも、サッカーのニュースとしてのファースト・プライオリティを得る為には当然考慮しなければならない事である。1週間前ならば、16強が出揃った決勝トーナメントのスタート時で、その”勝てば次の決戦地、負ければ帰国”の熱さの中に紛れてしまう可能性がある。そして、この1週間後では優勝国が決定してしまう。
つまりは、01.と02.のふたつの条件を満たした上に、さらに、サッカーのニュースとしてのファースト・プライオリティを得る為にはこの日しか最も効果的な発表の機会はなかったかもしれない。日時が経過すれば、次々と代表引退や現役引退を発表する選手達も出てこよう(既にベッカムイングランド・チームキャプテン降番やロベルト・カルロスの代表引退発表も始っている)。また、国内にあっては新たな代表監督による新体制造りに、報道の主軸が移ってしまう(今の最も注目されているのがオシム・ジャパン?だ)。

03.月曜日である事
04.21:00台での発表である事

このタイミングを観れば、各TV局の報道番組でどれだけ大きく扱われるかという事を狙っている事が解る。これよりも早ければ第1報は、主婦層に主眼を置いたややバラエティ感の強い夕刻のニュース番組になるだろうし、逆に遅ければ第1報は深夜帯のスポーツニュース番組となる。
ちなみに新聞をターゲットとするならば、一般紙だったら夕方から夜の早い時間帯に発表しなければ翌日の朝刊には間に合わない事もある。(最も今回は号外も出ちゃったけどね)
なお、月曜日にした理由は、政治面や経済面での大きな動きが最も少ない平日だからです。

05.記者会見は開かず、ネット上での自身の文章による発表である事

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