「忘レラレナイ夏ノ想ヒ出」ヲ詠メル ソノ十(病床ノ夏)[040)るいの歌集(仮)]
(2006-07-22 00:20:54) by =oyo=


<画像:deathlifelove-3.jpg>
窓外に 観る幻は 病なりや 陽と死と生と 愛の業

るい詠める

<読み>
そうがいに みるまぼろしは やまいなりや ひとしとせいと あいのなりわい

<意味>
Can I see an illusion outside a window because I am sick in the bed? My eyes can see an act of death,life and love while the sun shines.
窓の外に幻が観えるのは、わたしが病気だからだろうか? 陽が注ぐ中、死と生と愛の行いが観える。

<解説>
「死と生と愛」は己の身の周りに常に満ちているはずだけれども、それを意識する事はなかなか出来ない。しかし、一瞬でもその埒外に置かれたら嫌が応でもそれを意識せざるを得ない。幼いものが病床に臥すと、それは永遠に続くものに思われ、つらく苦しい。しかも、それが生を謳歌すべき夏ならなおさらの事である。

(この項:たい)


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