<画像:060828_2.jpg> 鈴虫の 声聴く頃には 君が許 ひぐらし遠く 恋の路かな
<読み> すずむしの こえきくころには きみがもと ひぐらしとおく こいのみちかな
<意味> 鈴虫の鳴声を聴く頃にはあなたの許へと戻ります。陽が落ちて暗いけれども、今はまだ蜩が鳴いています。恋の路はまだ遠いのです。
<解説> 「ひぐらし」は、「蜩」と「陽暗し」の掛詞。もうすぐ8月も終わるが、まだ蜩は盛り。鈴虫が一斉に鳴き出す秋の夜長は、まだまだ先という風に解釈してみた。