暫シノ別レヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2006-08-28 23:37:06) by =oyo=


<画像:060828_2.jpg>
鈴虫の 声聴く頃には 君が許 ひぐらし遠く 恋の路かな

るい詠める

<読み>
すずむしの こえきくころには きみがもと ひぐらしとおく こいのみちかな

<意味>
鈴虫の鳴声を聴く頃にはあなたの許へと戻ります。陽が落ちて暗いけれども、今はまだが鳴いています。恋の路はまだ遠いのです。

<解説>
「ひぐらし」は、「」と「陽暗し」の掛詞。もうすぐ8月も終わるが、まだ蜩は盛り。鈴虫が一斉に鳴き出す秋の夜長は、まだまだ先という風に解釈してみた。

(この項:たい)


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