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昨夜はセルジオ・レオーネ(Sergio Leone)の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(ONCE UPON A TIME IN AMERICA)』をNHK-BS2で観ました。この映画もいろいろ語るべきところも多いのだけれども、ラスト・シーンでの主人公を演じたロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)の笑顔の意味について考えてみる。
と、いうのも、本編上映前に放送されたセルジオ・レオーネ(Sergio Leone)のドキュメンタリー番組『(ONCE UPON A TIME SERGIO LEONE)』の中で、このシーンに関して言及しているエン二オ・モリコーネ(Ennio Morricone)の彼自身の説に承伏しかねるから。
但し、それを覆すには、まだ、観方が足りない。
ニューヨークの過去と現在と未来(?)を、ユダヤ系アメリカ人の半生で綴る叙事詩とも言えるこの映画、その過去と現在と未来が重奏的に奏でるその物語は、時期を違えて同じ行為の反復、同じ台詞の反復が、エン二オ・モリコーネ(Ennio Morricone)の音楽やその時代を象徴するヒット曲と共に繰り返し現れて来る。
だから、その同じ行為や同じ台詞の最初に登場した時代と、最初に登場したシーンを紐解く事が重要かもしれないのだ(蛇足を承知で書けば、この映画は時系列に沿って物語られていないので、最初の時代と最初のシーンは必ずしも一致しない)。
って事で、つづきは最低もう一度4時間弱のあの映画を観てからです(最近こんなんばっか)。