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そしてその日曜夜07:00の劈頭を飾った、印象深いオープニング・テーマを産み出した宮内國郎も逝ってしまった。
「今、我々をとりまく自然界の一部が、不思議な身動きを始めようとしています。そうです、ここはすべてのバランスが崩れた、恐るべき世界なのです。これから30分、あなたの目はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです。」
抽象画の様などろりとした塊が突然、秩序を求めるかの様にあたかも意志あるものがごとくに蠢き出す。そして、現れる「ウルトラQ」の文字。ここから総てが始ったし、総ての物語はここに帰結するものかもしれない。
そして、長じて体験した映画『ガス人間第一号<画像:>』の素晴らしさ。これを特撮映画やホラー映画という視点をぬぐい去ってみると、美しくも哀しい人間ドラマに観えます。
それらの物語を彩った多彩な楽曲を産み出した宮内國郎も、実相寺昭雄の後を追う様に逝ってしまった。
ご冥福をお祈りします。
余談ながら、前投稿記事用にyoutubeを検索している中、映像を彩る様々な宮内國郎音楽を堪能出来た事を申し添えておきます。
ものづくし (click in the world!) 43.:
宮内國郎の主な作品
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映画『ガス人間第一号』(1960年 本多猪四郎監督作品)
サウンドトラック<画像:>
TVシリーズ『ウルトラQ』(1966年)
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