<画像:>
何も言わなくても、ジャケットを観ればどんな音楽なのかすぐに分かってしまう、そういう秀逸なジャケットの見本の様な作品です。
これよりもエッチなジャケットもたくさんあるし、彼らよりも優れた音楽を聴かせてくれるバンドもそれこそ星の数程あるわけだけれども、最低限度、己達の音楽性をびたっと30cm四方のレコード・ジャケットに封じ込める事に成功したものは、ホントに少ない。
<画像:feromon.records.jpg><画像:>
過剰だったり逸脱したりはたまた勘違いしてしまったヴィジュアルを探し出すのは、みうらじゅんに任せればいいわけで(例えばこれ<画像:>)。それはある時代ある時代・その時その時に咲いた徒花であるかもしれないけれども、そういうものを産み出した土壌の中から、時代を越えて残されて行くものが育まれて行く。そして、その中からたったひとつの"美しい"ものだけを手折りたいという欲望は、許されざるものだろうか?
<画像:><画像:>
例えば、エッチと言う意味では、僕達世代にとっては、ロキシー・ミュージック(Roxy Music)の『カントリー・ライフ<画像:>(Country Life)』だったり、スコーピオンズ(Scorpions)の『狂熱の蠍団〜ヴァージン・キラー<画像:>(Virgin Killer)』だったりする訳だけれども、そのいずれもセンセーショナリズムから、異なるヴァイアスもかかってしまう。