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ジャケットは、ボリス・カーロフ(Boris Karloff)主演の映画『フランケンシュタイン<画像:>(Frankenstein)』の一挿話から。
少女と邂逅した"怪物(The Monster)"がほんの一瞬の癒しを得るシーンで、この後に二人の遭遇は悲劇的色彩を帯びる訳だけれども、ここでは"怪物(The Monster)"は、その意味を訝しがりながらも少女から手渡された一輪の花を手にし、少女の顔には笑みが浮んでいる。
本作品は、イタリア(Italia)が輩出した傑物バンド、アレア(Area)名義で発表されたが、実質は、その中心人物だった3名とスティーブ・レイシー(Steve Lacy)とポール・リットン(Paul Litton)とのセッション作品。音楽的にもフリー・ジャズ(Free Jazz)色の強いもので、アレア(Area)というバンドの本質に迫るものだけれども、必ずしも万人に向けて発表された作品ではない。