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『だまって俺について来い』と言えば、作詞:青島幸男/作曲:萩原哲晶/唄:植木等のあの歌となるのが相場なのだろうけれども、ここはちょっと捻ってとり・みきの短編マンガの話を書くことにする。
そのエピソードそのものは、いたって単純な構造で、とり・みきマンガの常連キャラクター、たきたかんせい演じるナザレのイエス(Jesus of Nazareth)の生涯を、無音/無声で綴ると言うもの。若き教祖と共に、ベツレヘム(Bethlehem)からエルサレム(Jerusalem)へと赴く信者達が行進する大ゴマに、その『だまって俺について来い』が全編引用されているのだ。
ギャグマンガのオチとしては、最後に発せられる主人公のヒトコトが、山葵の様で味わい深くて、この作品でリスペクトされている青島幸男とハナ肇とクレイジーキャッツがクリエイトした"笑い"の、とり・みき的解釈となっている。
で、その辺の観れば解る話を、野暮ったくも阿呆らしく、語ってみようと言うのが本稿の意図であります。