境界ニ佇ム我ヲ呼ブ声ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2007-05-21 09:52:11) by =oyo=


<画像:lethe.jpg>
腿浚ふ 君観る河を Letheと呼ぶ 紅き濁流 激しさを増す

るい詠める

<読み>
あしつたう きみみるかわを レテとよぶ あかきだくりゅう はげしさをます

<意味>
A river flows through our step.
We call a name of the river which you watch Lethe.
A red muddy stream of the river adds to intensity.
わたしたちの足元を川が流れています。
あなたが見ている川の名前はレテ/ Letheと呼びます。
その川の紅い濁流は、激しさを増しています。

<解説>
"Lethe=レテ。忘却の川。
ギリシャ神話 / Greek mythologyでは、輪廻転生する霊魂はこの河の水を呑んで前世の記憶を消去するといいます。"
と、本人自ら己のブログにて注釈を加えているので、新たに書き加える事はない。
但し、<意味>に書かれている英文解釈 / 和文解釈と違えて、初句「腿浚ふ」の被修飾部を下句以降にするという解釈もあり得る。つまり、「腿浚ふ...河」ではなくて、「腿浚ふ...濁流」と解読する訳です。
そうすると、この歌に性的なニュアンスが生まれるのですが...。

(この項:たい)


コメント投稿
トラックバック(1)
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7