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洗練からも程遠く、だからと言って粗野でもない。
ひとことで云えば、不器用。これしか出来ない。
だからこそ、潔い。これを演るしかないんだ、と。
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ドクター・フィールグッド(Dr.Feelgood)と聴いて、モトリー・クルー(Motley Crue)のあのジャケット<画像:>を懐かしそうに思い出すヒトビトがおりますが、勿論、そおゆう方々とは、お友達ではありません。アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)は素敵ですよねと、無理矢理呆け倒すヒトビトとは、うまくやってイケそうな自信はありますけれどもね。
と、ゆう様な、世迷い言を発言したら、ぶっ飛ばされる事、間違い無しの必至の名盤が本作である。
ロックンロール(Rock 'n' Roll)という名称は1950年代半ばに、ディスク・ジョッキーのアラン・フリード(Alan Freed)が名付けたとされているけれども、その音楽が誕生して、様々な音楽的な冒険を産み出して、その結果、再度結晶化したのが、本作だと思う。様々な音楽的な冒険は、音楽以外にも大きな影響を与えた訳だけれども、その結果、ロックンロール(Rock 'n' Roll)自体も肥大化し、よけいな贅肉をしこたま貯えてしまったのが、1970年代半ばの事です。
その余分な贅肉をこそぎ落とし、新たに痩せた骨と皮ばかりの身体性でもって、再び鳴り始めた音楽がこれです。
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