<画像:20080912.jpg>
お囃子の テープ流れる ここで待つ 秋の陽映ゆる 提灯の下
<読み>
おはやしの てーぷながれる ここでまつ あきのひはゆる ちょうちんのもと
<意味>
お囃子のBGMが流れているここで待っています。(そこは)秋の陽射しを受けて、提灯が並んでいます。
<解説>
新宿駅西口にも、僕の住む街の最寄り駅にも。町内会有志の名を書き記した提灯が並んでいました。秋祭りのシーズンの様です。
作者は、明日の、友人(それとも恋人?)との待ち合わせ場所を、そんな一角に決めた様です。
「お囃子のテープ」という聴覚に訴える素材と、「秋の陽」「提灯」という視覚に訴える素材が、うまく詠み込まれていて、映像喚起力の高い作品となっています。
ところで、作者が遅刻の常習犯であるのは、待ち合わせ相手が筆者の時だけでしょうか?