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恋語る 冬の喧噪を 眼下にす 蒼白めたビルに 君が居るなり
<読み>
こいかたる ふゆのけんそうを がんかにす あおざめたびるに きみがおるなり
<意味>
恋人達が連れ添って、恋物語に華やいでいる街並を見おろしてる、青く輝くビルの中に、あなたがいる。
<解説>
忘年会シーズンで、クリスマス商戦華やかなこの時期、街々にはイルミネーションが輝いているこの夜に、そんな楽しげな世界とは異なった世界がある、という歌。確かに、世相は暗く、年越しもままならない人々が(大袈裟な表現ではなく)日一日と増えている。
と、大きなレンジでこの歌を解釈する事も出来るが、そんな厳しい世界に生きねばならない人々を、待っている人もいる。
恋人(?)を遠くから見守る作者の視線は,優しげである。