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冬の途 我が視野に入る 君と"友" 我には観せぬ 笑みたたえたる
<読み>
ふゆのみち わがしやにはいる きみととも われにはみせぬ えみをたたえたる
<意味>
冬の路上で、わたしの視線の先にあなたと友人が入ってくる。わたしには観せた事のない笑顔をしている。
<解説>
作者と、作者が「君」と呼ぶ人物と、同じく「"友"」と呼ぶ人物。この三人の人間関係をどういうものと想定して読み取るのか、それによって、如何様にも解釈出来てしまう歌である。
ところで、年末から年始にかけて、ここ二週間近くも晴天に恵まれた関東地方だが、今夜夜半より荒れ模様になるという予報である。長く続いた好天も乾燥した空気となって、火災シーズンとなってしまった様に、まだまだ「冬の途」上にある今の時期、想わぬ災害が訪れないとも言えない。ご注意願います。