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2005年06月30日

めめんともりニテ詠メル


戯れて 腕に刃を あてるとも 今一度と 思ゆるぞをかし

るい詠める

<読み>
たわむれて かいなにやいばを あてるとも いまひとたびと おもゆるぞおかし

<意味>
ふざけはんぶんに、手首に刃物を当ててみたら、もう一度と、自然に考えが浮かんでしまった事は、趣のある事だなあ。

<解説>
難解な歌である。いや、一見すると、取るに足らない歌ではある。リストカットの真似事をした際の心情、そのありのままを表している。しかし、最後の句の「をかし」をどの様に解釈するかでその前の「今一度」の理解も異なるだろう。ここでは最も無難な解釈にしてみたが、様々な解読が可能である。

(この項:たい)

<参考>
めめんともり=メメント・モリ(Memento mori)。ラテン語。通常「死を想え」と訳される。詳しくはこちら

posted tgc : 14:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

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