2005年07月24日
驟雨二濡レ迷イテ詠メル
雨止みて 露に輝く 我が家へと 餌携へて 蜘蛛帰りにけり
るい詠める
<読み>
あめやみて つゆにかがやく わがやへと えたずさえて くもかえりにけり
<意味>
雨がやんだらエサをくわえた蜘蛛が、露に濡れて光っている巣に帰っていったよ。
<解説>
作者がにわか雨に降られて、雨宿りをしている際に、ふと見かけた情景を詠み込んだのであろう。「露に輝く」という表現によって、雨がやんで陽がさしてきた事が解る。恐らく、蜘蛛は作者自身の投影であり、作者もまた家路へと急ぐのであろう。
(この項:たい)
posted tgc : 00:10 | comment (0) | trackBack (1) | るいの歌集(仮) /携帯からみる
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/98
この一覧は、次のエントリーを参照しています: 驟雨二濡レ迷イテ詠メル: