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2005年08月26日

颱風一過ヲ詠メル


野分去り 何処に消えゆ 我が愛は 空高く蒼く 輝き放つ

るい詠める

<読み>
のわきさり いずこにきえゆ わがあいは そらたかくあおく かがやきはなつ

<意味>
台風が去って、青空が高く輝いているが(台風と共に)私の愛はどこに消えたのだろうか。

<解説>
「野分(=台風の古語)」と「高く蒼」い空という描写から、季節が夏から秋へと移り変わりつつある事を描写している。その様な季節の変転が、ひとつの恋愛の終わりをもまた、描いているのであろう。
「野分(=激情の比喩)」と「空(=静寂の比喩)」の対比が美しい。

(この項:たい)

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