2005年09月17日
部屋ニ紛レ込ミシ小鳥硝子窓ニ惑ワサレシ様ヲ観テ詠メル
我もまた 彼と同じく 迷ひ鳥 見えざる壁に 頭打ちつつ
るい詠める
<読み>
われもまた かれとおなじく まよいどり みえざるかべに かしらうちつつ
<意味>
わたしもまた、あの鳥の様に迷っているのだろう。眼に見えない壁に頭をぶつけ続けているようだ。
<解説>
誰しもが一度は囚われる感慨、人生の徒労感と不条理感をうたった歌である。しかし、その見えない壁は第三者から見れば、簡単に解決出来る問題である事も多い。それもまた、不条理な事実である。
(この項:たい)
posted tgc : 10:38 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる
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