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2005年10月23日

降リ出ス小雨見テ詠メル


墨置くか 濡れし路見て 傘抱き 迎えに行かむ 君の待つ駅へと

るい詠める

<読み>
すみおくか ぬれしみちみて かさいだき むかえにいかん きみのまつえきへと

<意味>
墨の点を置いていくかの様に、濡れ始めた道路を見つけたわたしは、傘を抱いて、あなたの待っている駅まで迎えに行こう。

<解説>
雨足を「墨置く」と表現した事によって、かなり雨の降り始めの早い段階である事が分かる。そしてまた、そんなに早い降り始めにも関わらず、恋人を迎えに行こうとする作者。作者の心急く様子と心情が如実に表されている。

(この項:たい)

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