2005年11月04日
風ヲ感ジテ詠メル
秋風の 落ち葉装い 薄化粧 街行く人は 振り返らずとも
るい詠める
>
<読み>
あきかぜの おちばよそおい うすげしょう まちいくひとは ふりかえらずとも
<意味>
秋風が落ち葉で薄化粧をしている様だ。街を行き交う人々はその事に気づいていない様だが(私独りそれを知っている)。
<解説>
深まり行く秋に、それとなく気づいてしまった己への自負と、それを見向きもしない街の喧騒。しかし、だからこそ、季節は確実に移り変わっていくのである。
秋風を自身に投影し、秋風=己として解釈する読み方もあるが、ここでは採らない。興味のある方は、自らの手で訳文の作成など試みるがよいだろう。
いづれにしても、既に11月、あますところ今年もあと2ヶ月を切った。
(この項:たい)
posted tgc : 17:49 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる
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