2005年11月17日
風舞ウ木ノ葉観テ詠メル
吹き溜まり 紅黄茶色と舞いにけり 寄る辺なき身は 我にも似たり
るい詠める
<読み>
ふきだまり あかきちゃいろと まいにけり よるべなきみは われにもにたり
<意味>
ふきだまりに紅や黄色や茶色の木の葉が舞っている。その心もとない葉々の様子は、わたしの様だ。
<解説>
風に舞う木の葉が、吹き溜まりに吹き溜まっているその叙景を、素直に作者自身の内心と重ね合わせた歌。歌全体を支配する暗い情景を「紅黄茶色」とカラフルに彩る事で、単調となりがちなテーマを救っている。
(この項:たい)
posted tgc : 17:46 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/184