conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« 風舞ウ木ノ葉観テ詠メル | メイン | ばるんが vol.05. »

2005年11月17日

冬ノ湯浴ミ終エテ詠メル


歌詠みて 洗いし黒髪 梳きぬれども 千々に惑いし 想いは何処に

るい詠める

<読み>
うたよみて あらいしくろかみ すきぬれども ちぢにまどいし おもいはいずこに

<意味>
歌を詠んだ後に、洗った黒髪を梳いていると、いろいろと惑っていた想いは、どこにいってしまったのだろうか(いや、どこにもいってしまってはいない、未だにここにある)。

<解説>
初句の「歌詠みて」が謎だが、作者に尋ねたところ、この作品はある歌への返歌だという。
最後の句は反語的に解釈し、作者の抱えている問題はなんら解決していないと、解釈すべきだろう。

(この項:たい)

posted tgc : 17:48 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/185

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)