conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« 追悼:伊福部昭 | メイン | 映画バトン »

2006年02月11日

ばるんが vol.06.

なぜあの時、わたしは再び図書館へと彼を誘ったのか、今となってはとっくの昔。その時のわたしの心の動きを想い起こす事は出来ない。
青空に浮かぶ「くろくて、きょだいな、ふていけいの、ぶよぶよとした」そいつを捜しに行くのならば、あの夜明けの新宿でも良かった筈だ。
きっと、わたしはばるんがは捜してはいなかった。わたしは、ここに連れて来た彼の心の動きを捜し出そうとしていたのだろう。それが図書館で見つかるとは想ってはいない。忘れ物を想い出す為には、忘れ物に気がついたその場所に戻る必要がある、そんなつまらない思いつきからだろう。

read detailes"ばるんが  vol.06."

Q-hyakajiten.jpgurutraq-3.jpg

posted =oyo= : 02:13 | comment (0) | trackBack (0) | るいの日記

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/320

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)