2006年03月02日
「思ヒ出ノ鉛筆ノ芯ヲ詠メル:ソノ壱」補遺ソノ壱
夢破れ 君が顔 君が肌理 忘るる為に ノオト破りぬ
るい詠める
<読み>
ゆめやぶれ きみがかんばせ きみがはだ わするるために のおとやぶりぬ
<意味>
(あなたと一緒になる)夢は破れてしまったけれども、あなたの顔とあなたの肌(のぬくもり)を忘れる為に(あなたの名前を書き連ねた)ノートを破り捨てた。
<解説>
先の「思ヒ出ノ鉛筆ノ芯ヲ詠メル:ソノ壱」の連作、第2作。どうやら失恋の歌の様だ。ちなみに本作の初稿は、第4句が「忘れぬ為に」と逆の行為となっていた。その作者の心情を慮るべき作品。
(この項:たい)
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