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2006年04月06日

散ル花ヲ惜シム間モナク詠メル

060406~0002.jpg
陽は昇り 若葉芽ぶきて 花は散る 幹太き桜 雄として立つ

るい詠める

<読み>
ひはのぼり わかばめぶきて はなはちる みきふときさくら ゆうとしてたつ

<意味>
(昨夜の雨も止んで)陽が昇る。若葉は芽を出す中で花が散っている。太い幹の桜は悠然として立っている。

<解説>
単純に叙景を詠んだ歌とも解する事も出来るが、先日の『君喪イシヲ詠メル』のナイーヴさから一転、散る花の風情よりも、それよりも視野を大きく開いた作者の心情とは如何ばかりか。
無常」を詠んだとも解するも可、自然の大きさと解するも可。

(この項:たい)

posted =oyo= : 19:07 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

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