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2006年05月26日

夜舞ウ蜘蛛ヲ詠メル

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月昇る 梅雨晴れの空に 泪落つ 独り彷徨う 彼は友なり

るい詠める

<読み>
つきのぼる つゆばれのそらに なみだおつ ひとりさまよう かれはともなり

<意味>
The moon rises at the night of bright summer sky after the rainy season.
Tears stream down me.
He who wanders alone is my friend.

梅雨晴れの夜に月が昇る。
わたしは涙が流れている。
ひとりで彷徨っている彼はわたしの友達である。

<解説>

驟雨二濡レ迷イテ詠メル」の歌でもそうなのだけれども、作者の中では、雨と蜘蛛のイメージが結びついている様だ。確かに雨露に塗れる蜘蛛の糸は美しいし、彼の黒い肢体はティアドロップの形をしている。
それ以外にもっと深い意図があるのか否か、少し考えてみよう。

(この項:たい)

posted =oyo= : 22:41 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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