2006年06月11日
サッカーのある生活(W杯2日目を終えて)
別にサッカー・ファンという訳でもないし、スポーツ・ファンという訳でもない。オリンピックや世界陸上や世界水泳の様な国際競技大会は観るけれども、この高揚感はそれらとは全く違う。WBCなんかは、どうでも良かったし...(ファンの皆様、申し訳ありあせん)。
一体、これはどこから来るのだろう?と自問しても全く分からないから「これは戦争だから」という訳の分からない理由に棚上げしてあります。
そういう意味では、「映画とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ。」というサミュエル・フラー(Samuel Fuller)[(c) 気狂いピエロ(Pierrot Le Fou)]」の言葉そのままに、僕は映画的感興も同じところに棚上げしてあるんだけれども。
だからと言って、その箴言をそのまま援用して「W杯とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ。」と、果たして断言して良いものだろうか?
Samuel Fuller(right) with Jean-Paul Belmondo in "Pierrot Le Fou"
試合に臨むふたつの国旗が、待つピッチへとFIFAのフェアプレー旗と大会旗と共に、入場する選手。彼らをエスコートするのは、もしかしたら未来のA代表になるかもしれないかわいらしい選手達。それだけで感情は異次元に連れられて、一種異様な興奮と感動に包み込まれてしまう(ブラウン管でこれだから、試合会場にいたら、一体どうなってしまうんだろう?)
そして、ふたつの国歌斉唱。大きな高揚感が会場全体を包み込んでいるのが、こちらにも伝わってくる。
指導者と呼ばれる立場の人々が喉から手が出る程、望んでいる瞬間だけれども、勿論、法改正しただけでは入手出来ないからね。だって、ドイツ国歌やイギリス国歌の様に馴染みのある歌なら唄っちゃうもんね。
こうやっていつもの試合前のセレモニーが終わると、各々の新しい物語が始る訳です。これまでのところ、ドイツ、イングランド、アルゼンチンと優勝候補国は順当な戦い振りだけれども、その一方で、ポーランドの初戦敗北やスウェーデンの数的有利下でのまさかのドローといった、W杯ならではの悪魔が微笑んでいる様です。
ものづくし(click in the world!) 31.:
国歌(順不同)
●アメリカ国歌
played by
ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)
「スター・スパングルド・バナー(Star Spangled Banner)」
from the album
『ライヴ・アット・ウッドストック(Live At Woodstock)』
●フランス国歌
featured by
ザ・ビートルズ(The Beatles)
「愛こそはすべて(All You Need Is Love)」
from the album
『マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)』
「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン(God Save The Queen)」
from the album
『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』
セックス・ピストルズ(The Sex Pistols)の「ゴッド・セイブ・ザ・クィーン(God save the Queen)」は、同名委曲。
「Das Lied Der Deutschen」
from the album
『The End』
posted =oyo= : 14:53 | comment (0) | trackBack (0) | ニュースをみる /ものづくし (click in the world!)
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