2006年07月15日
「忘レラレナイ夏ノ想ヒ出」ヲ詠メル ソノ四
補講抜け 木漏れ陽浴びて 一眠り 差し出す君の 缶の冷たさ
るい詠める
<読み>
ほこうぬけ こもれびあびて ひとねむり さしだすきみの かんのつめたさ
<意味>
When we stole out of a supplementary lecture in the summer vacation and we took a nap while sunshine filtering through foliage. You gave a can for me. How cold the can is!
夏休みの補講を抜け出して、木漏れ陽を浴びながら一眠りをしていると、あなたが缶を差し出してくれた。その缶の冷たいこと!
<解説>
解釈は難しくはない。敢て言えば「冷たい」という言葉が、例えば「やさしさ」という様な逆のベクトルの意味に転化する面白さだろうか? 結句の体言止めがそれをより効果よく印象づけている。連日の30℃を越える猛暑、熱中症等、体調管理にはくれぐれもお気をつけを。
(この項:たい)
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