2006年07月20日
「忘レラレナイ夏ノ思イ出」ヲ詠メル ソノ八
君が追う 球の行方に 泪する 共に観し夢 試合終了
<読み>
きみがおう たまのゆくえに なみだする ともにみしゆめ しあいしゅうりょう
<意味>
I stared at whereabouts of the ball which you ran after. And my tears came out to find out the result. The same dream we had dreamed of ends here.
Game and set.
あなたが追い駆けていたボールの行方を、わたしもみつめていた。そして、その結果に泪が出て来た。二人が一緒になって観ていた夢も、ここで終わりです。
試合終了です、ゲーム・セットです。
<解説>
夏の高校野球 地区予選を詠んだ歌でしょうか? 地区予選には選手ひとりひとりと、それのみならず、彼らを応援する皆さん、それぞれにドラマがありますよね。スポーツ、特にプロ・スポーツは基本的に勝者のドラマだけれども、高校野球は敗者のドラマだと言うのは言い過ぎでしょうか?
個人的には、『ほぼ日刊イトイ新聞』で行われた萩本欽一と糸井重里の対談「欽ちゃん ー萩本欽一さんのおもしろ魂。」での、欽ちゃんの主張「校歌斉唱は敗者のチームを行うべし」(連載第20回 & 連載第21回参照願います)を支持しています。
ところで余談ながら、この対談ではかなり野球に関して興味深い発言がたくさん出ているので、本来ならば欽ちゃんの発言内容の実験と実行の場となる筈だった茨城ゴールデンゴールズの解散発表は残念です。
posted =oyo= : 00:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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