2006年07月21日
「忘レラレナイ夏ノ想ヒ出」ヲ詠メル ソノ九
汗拭う 聴こえてくるは 君のセロ 校庭鳴く蝉との 協奏曲
るい詠める
<読み>
あせぬぐう きこえてくるは きみのせろ にわなくせみとの コンツェルト
<意味>
When I attended school wiping sweat of a sum, I heard a sound of the cello which you played.
It seems you play the concerto with cicadas in our school grounds.
わたしが登校した時に、ふと額の汗を拭うとあなたが演奏しているチェロの音が聴こえて来た。そのチェロの演奏は、まるで校庭で鳴いている蝉と協奏曲/コンツェルトを奏でている様だ。
<解説>
先日の野球の話からうって変わって今回はチェリストとの相聞歌。ちょっと気が多いんぢゃないのっと思って尋ねてみたらなんの事はない。映画『小さな恋のメロディ』を想い出したからとの事です(だったらついでに映画『デリカテッセン』のラストシーンも想い出して欲しいもの)。
「校庭」を「にわ」と読むのは語調を整えるためのものだが、「協奏曲」を「concerto」と読ませるのは、さしたる根拠はありません。ここは別段、普通に「きょうそうきょく」でもよろしい。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:15 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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