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2006年07月22日

「忘レラレナイ夏ノ想ヒ出」ヲ詠メル ソノ十一

kanransya.jpg
君告ぐる その思ひには 応え難く 黙して廻る 観覧車

るい詠める

<読み>
きみつぐる そのおもいには こたえがたく もくしてまわる かんらんしゃ

<意味>
I can't accept you that you confessed loving me.
The ferris wheel which picked us up turns around with our silence.
わたしを愛していると告白したあなたを、わたしは受け入れられません。わたし達が沈黙したまま、ふたりを乗せた観覧車は廻っている。

<解説>
二人っきりにならなければ伝えられないその思いは、二人っきりになったが為に、苦く苦しいときをもたらす。嗚呼。

(この項:たい)

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