2006年10月10日
不定点観測
ここ数日の夜間は、マイルス・デイビス(Miles Davis)を順番に聴いている。
勿論、完全ディスコグラフィとはほど遠いけれども、それでも『ディグ(Dig)』から『アガ・パン(註1)』まで主だったものはある筈だから、40作品前後はあるだろう。
ハードバップ(hard bop)期の「ing4部作(=マラソン・セッション:註2)」辺りは、休日のモーニング・ディスクだから楽勝ものだけれども、第二期黄金のカルテット(註3)辺りから集中力が必要とされて、エレクトリック・マイルス(註4)となると最早体力勝負の様相を呈してくる。
最近、元気ないのはそういう理由です。
註1:『アガルタ(Agharta)』と『パンゲア(Pangaea)』。1975年の大阪、昼の部公演を前者に、夜の部公演を後者に収録。この2作品発表後、1981年まで活動停止。
註2:『クッキン(Cookin')』『リラクシン(Relaxin')』『ワーキン(Workin')』『スティーミン(Steamin')』の4作品。プレスティッジ・レーベル(Prestige)との契約を終了させる為に、1956.05.11.と1956.10.26.、この2日間で25曲を録音。
ちなみにこの時のメンバーが第一期黄金のカルテット。すなわち、ジョン・コルトレーン (John Coltrane:sax)、レッド・ガーランド (Red Garland:p)、ポール・チェンバース (Paul Chambers:b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ (Philly Joe Jones:dr)。
註3:ウェイン・ショーター(Wayne Shorter:sax)、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock:p)、ロン・カーター(Ron Carter:b)、トニー・ウィリアムス(Tony Williams:dr)。
註4:『キリマンジャロの娘 (Filles De Kilimanjaro)』前後から『アガ・パン』まで。
posted =oyo= : 20:44 | comment (0) | trackBack (0) | たいの日記 /不定点観測 /携帯からみる
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