2007年02月22日
春ヲ見イダシテ詠メル
いざ伝えん 外套手にし 待つ君に 天突く樹々も 柔らかなりと
るい詠める
<読み>
いざつたえん がいとうてにし まつきみに あまつくきぎも やわらかなりと
<意味>
さあ、伝えましょう。外套を手にして待っているあなたに。天に向かっている樹々も柔らかいでしょう、と。
<解説>
「天突く樹々」という表現は、恐らく葉々の落ちた冬の落葉樹のイメージ。その樹々が柔らかくなったという事は、その樹々が芽吹いて来たというのだろう。
ちょっとイヂワルな視点でみれば、「待つ君」自身も「外套手にし」ている事で春を感じているかも知れない。その彼に向けてさらに伝えたい事はなんなのだろう?と想像するのも、また一興である。
日付け変わって昨日の東京は、春を想わせる暖かさでした。
(この項:たい)
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