2007年04月30日
庭ノ八手観テ詠メル
芳しく つやつやしきは 君の指 撫で舐め咬みて 夢に誘ふ
るい詠める
<読み>
かんばしく つやつやしきは きみのゆび なでなめかみて ゆめにいざなう
<意味>
よい香りがして、つやつやしている、それはあなたの指。撫でたり舐めたり咬んだりして、夢の中に連れて行く。
<解説>
Hだなぁ。
のヒトコトで終らせたいけれども、そおゆうわけにもいかないので、不粋にも解説します(苦笑)。
(表面的な)意味を読み取るのは難しくないのだけれども、「夢に誘ふ」のは、作者にもその恋人にも(その恋人の指にも)解釈出来て、それぞれに味わいや趣きは異なります。そおゆうわけで<意味>の項の訳は、これでいいのかという疑問が湧きます。
また、詞書(kotobagaki)を読むと、作者が現実にその(恋人とその)指に相対しているのではなくて、庭のヤツデを観ながらの、回想もしくは妄想という様に読み取れます。
この作品を読むヒト、それぞれの恋愛観によっては、随分と様変わりする作品でしょう。
(この項:たい)
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