2007年05月15日
不定点観測
ほんのちょっとした気まぐれでニルヴァーナ(Nirvana)の「スメルズ・ライク・ティーンスピリット(Smells Like Teenspirit)」を"観たくなって"Youtubeで検索してみる。
その歌の本質、というよりもカート・コバーン(Kurt Cobain)の真意を抉り出そうとするかの様なトーリ・エイモス(Tori Amos)のヴァージョンや、死から再生へと至る新たなロック・アンセムを紡ぎ出そうとするパティ・スミス(Patti Smith)のヴァージョンを発見して、彼らのアプローチを楽しんで観る。
しかし、それらに混じって、ポール・アンカ(Paul Anka)によるビッグ・バンド・アレンジを発見して、さすがにこれは.....と、呻いてみたりする。
...これは、その昔にシド・ヴィシャス(Sid Vicious)によって、徹底的に嘲笑された己の楽曲「マイ・ウェイ(My Way)」への意趣返しに違いない....(ヨク出来たビッグ・バンド・アレンジだから、なおさらね)
しかし、それも総べて後づけの紛い物。
確かにあの歌はその時代のある種のキブンを代弁していたのだろうけれども、その数年後、己の口吻で己の頭蓋をぶち抜く銃口をくわえようとは、誰ひとり思うまい。
posted =oyo= : 12:46 | comment (0) | trackBack (1) | たいの日記 /不定点観測 /携帯からみる
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