2007年05月16日
建築現場ノ騒音ニ夏ヲ観テ詠メル
燦々と 驟雨去りて 鋼鉄の音 蝉鳴く夏の 幻影を観ゆ
るい詠める
<読み>
さんさんと にわかあめさりて てつのおと せみなくなつの まぼろしをみる
<意味>
驟雨が去って、燦々と陽が刺している中、建築現場で鋼鉄の音がしている。 その音を聴くと、蝉が鳴いている様な、夏の幻影が現れる。
<解説>
昨日の東京地方は、正午頃に激しい雷の音と共に、驟雨が降り過ぎていった(所によっては雹も降ったとか)。
その激しい雷雨が過ぎれば、眩いばかりの陽が刺し、まるで真夏を思わせるかの様な光に満ちていました。
作者は、偶々、通りかかった騒音で蝉の音を憶い出して歌にした様ですが、「夏の幻影」としたところに蝉の音に留まらない、夏への想いが込められているのでしょう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:08 | comment (2) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる
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コメント
>夏でもないのに
>夏の空。
そうなんですよ。まだ梅雨も始っていないのに。
昨日の雷雨から晴天へと続く一日の流れは、真夏みたいでしたね。
にょろこさんへのコメントは、るいが書くべきなのかもしれませんが、
こちらににょろこさんがコメントされたので、あえて私が解答してみました。
いつも、訪れて頂きありがとうございます。
投稿者: たいとしはる feat.=OyO= | 2007年05月16日 20:07
写真を大きくして見ることができないのが残念です
歌と写真がすばらしくマッチっしていて、とってもお気に入りのエントリーでした!
本当の真夏の空ではなく
幻影なところがいいですね。
夏でもないのに
夏の空。
投稿者: にょろこ | 2007年05月16日 19:35