2007年05月21日
ぜうすノ化身ニ恋セシれだニ捧グルヲ詠メル
白鳥に 抱かれし我 彷徨うや 失いし翼 宙を夢観ん
るい詠める
<読み>
しらとりに いだかれしわれ さまようや うしないしつばさ そらをゆめみん
<意味>
I was loved in
Zeus,the king of the gods,
who transformed himself into a swan.
I have wandered and arrived to here.
The wings which I have lost
will dream a dream to fly in big blue sky.
白鳥に変身した大神ゼウス / Zeusに愛されたわたしは、彷徨ってここまで辿り着きました。
わたしが失ってしまった翼は、大空を飛ぶ夢を観ているのでしょう。
<解説>
<意味>欄にある様に、ギリシャ神話 / Greek mythologyの一エピソード「レダと白鳥 / Leda and the Swan」を材にとった歌である。
不実な恋人に向けられた歌であろう。恋の相手をゼウス / Zeusに象徴させたところを深読みすれば、叶わぬ恋とも読み取れる。
勿論、前の句に関連づけて解釈する事も出来よう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 09:58 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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