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2008年12月19日

くりすます目前ノびる街ノ夜ヲ詠メル

20081218.jpg
恋語る 冬の喧噪を 眼下にす 蒼白めたビルに 君が居るなり

るい詠める

<読み>
こいかたる ふゆのけんそうを がんかにす あおざめたびるに きみがおるなり

<意味>
恋人達が連れ添って、恋物語に華やいでいる街並を見おろしてる、青く輝くビルの中に、あなたがいる。

<解説>
忘年会シーズンで、クリスマス商戦華やかなこの時期、街々にはイルミネーションが輝いているこの夜に、そんな楽しげな世界とは異なった世界がある、という歌。確かに、世相は暗く、年越しもままならない人々が(大袈裟な表現ではなく)日一日と増えている。
と、大きなレンジでこの歌を解釈する事も出来るが、そんな厳しい世界に生きねばならない人々を、待っている人もいる。
恋人(?)を遠くから見守る作者の視線は,優しげである。

(この項:たい)

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