2008年12月26日
水辺ニ置カレシ石ヲ詠メル
喧噪に 遠く離れて 水の中 光の崖に 置かれたる
るい詠める
<読み>
けんそうに とおくはなれて みずのなか ひかりのがけに おかれたる
<意味>
(年末の)喧噪から遠く離れた水の中に石がある。光の崖に置かれている様だ。
<解説>
作者の眼に留まったものをそのまま詠んだ歌。
と、断定するのも簡単だけれども、もう少し作者の心情に擦り寄った解釈も出来るだろう。但し,そこで考慮すべき点は、「石」とは何の比喩表現だろうか?と言う事である。作者自身とも解釈出来るし、第三者を詠み込んだとも読める。
そして「光の崖」とは?
ところで、ここに掲載された画像がどこで撮影されたのかは、筆者は実は知っている。それをここで公表するわけにはいかないが、実は寂れた場所でも鄙びた場所でもない。あえて書けば「喧噪に 遠く離れて」どころか、喧噪まっただ中な場所なのである。
(この項:たい)
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