2009年05月29日
梅雨来ル前ヲ詠メル
雨降らば 顧みられぬ つつじかな 路肩の水を 紅く染めたり
るい詠める
<読み>
あめふらば かえりみられぬ つつじかな ろかたのみずを あかくそめたり
<意味>
雨が降ったのならば、つつじは忘れ去られる存在なのでしょう。路肩の水たまりを紅く染めている。
<解説>
つつじ (Rhododendron) の開花は4月から5月だから、もう盛りを過ぎている。咲き乱れた紅や白の花々も散り始めている。そんな頃の雨の日。梅雨入りはまだとはいえ、今日は終日すっきりしない天気で、夕刻より雨脚が早くなった。落花したつつじ (Rhododendron)は、雨に濡れ、雨水を吸い、道路脇を、彩っている。
そんな光景を詠んだ歌である。
ただ、個人的な事だけれども、樹上で咲き乱れている頃よりも、こんな雨の日の方が、その存在感に気づかされる事が多いのですが。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:23 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/815