2009年08月28日
夏恋ノ残滓ヲ詠メル
夏は逝く 午の逢瀬も 果てぬべし 君の遺り香 うなじ伝ふる
るい詠める
<読み>
なつはゆく ひるのおうせも はてぬべし きみののこりか うなじじつたうる
<意味>
夏も終わってしまう。昼間の出逢いも終わってしまう。あなたの残り香だろうか 汗が首筋を伝って流れている。
<解説>
確かに夏休み (Vacation) ももうすぐ終り。しかも、それよりも早くに秋の気配が忍び寄っている。久々に今日は、残暑がきびしい陽射しを観たものの、寒蝉 [つくつく法師] (Meimuna opalifera) の聲の影で、秋蟲の声が聴こえる。
夏が終われば恋も終わるのか。遺された汗の香りもいずれ霧散するだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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