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2009年09月04日

路傍ニ見出シタルヲ詠メル

20090903.jpg
腕なくも こころ通ふか 夫婦石 夏の終りに 小雨打たるる

るい詠める

<読み>
かいななくも こころかようか めおといわ なつのおわりに こさめうたるる

<意味>
腕がなくても、こころは相通じているのだろう、その夫婦石は。夏の終りに小雨に打たれているよ。

<解説>
掲載画像にある様に、配水管 (Waterworks) と小石が並んでいるのを観て、夫婦岩 (Meoto Iwa : The Husband-and-Wife Rocks) へと連想が広がったのだろう。勿論、もの言わぬ石にその様な心情があるのではなくて、それを読み取った作者にそれを想起させるモノがあると言う事である。
残暑という言葉も忘却させる程、肌寒い日となった。

(この項:たい)

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