2009年12月18日
師走ノ路ヲ詠メル
急く疾くと 警笛ならして 往き交ふも 一顧だにせず 冬の陽沈む
るい詠める
<読み>
せくとくと けいてきならして ゆきかうも いっこだにせず ふゆのひしずむ
<意味>
急げ早くしろと、警笛を鳴らしながらクルマは往き交っているが、(そんな師走の喧噪には)無頓着に冬の太陽が沈んでいく。
<解説>
いくら景気が悪くても、師走ともなれば、誰でも忙しいし急いでいる。いつも観る往来も、普段とは違った顔を観せる。騒がしい殺気立っているし、その上にさらに危ない。そんな人事とは無関係に太陽は昇って沈んで往く。
そして、その早い夕刻の訪れが、さらに街中の喧噪と焦燥を掻き立てるのだ。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:55 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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