2010年01月22日
誘惑ノ風ヲ詠メル
大寒の 春呼ぶ風に 惑わさる 君居らぬ夜に 着信あらむ
るい詠める
<読み>
だいかんの はるよぶかぜに まどわさる きみおらぬよに ちゃくしんあらん
<意味>
(一年のうちで最も寒いとされている)大寒に、春を呼ぶ風が吹いて、惑わされる。あなたが不在の夜に着信があるだろう。
<解説>
大寒 (Dahan) は二十四節気 (24 Solar Terms) の1つ。今年で言えば昨日であると同時にまた、昨日から立春 (Lichun) までの期間も大寒 (Dahan) と称する。
昨日から今日にかけて、数ヶ月も先に進めたかの様な暖かい日となり、もうもう梅もほころび出したところもある。昨日に引き続き今日も4月頃を思わせる暖かさだったが、終日、強い風が吹いていた。
そんな日の夜に、携帯には着信があって、しかもそれは"あなた"のものではない。
それはまるで、春を呼び寄せる様な、今日の風に惑わされている様だ。
しかし、今日の風がそのまま春の風となるのだろうか。予報では、この暖かさも今日で終り、また寒さが訪れるという。
(この項:たい)
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