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2010年03月19日

駅ニテ詠メル

20100318.jpg
春告げる 矢絣袴 咲き乱れ 別れ惜しむか 花束振るふ

るい詠める

<読み>
はるつげる やがすりばかま さきみだれ わかれおしむか はなたばふるう

<意味>
春を告げる [卒業生達がまとう] 矢絣袴が咲き乱れている。別れを惜しんでいるのだろうか、手にした花束をふっている。

<解説>
この時季になると、街のあちらこちらで矢絣袴の女性達をみかける。数人で連れ立ってその華やかさを競っている女性達もいれば、その父母であろうか正装した年配を引き連れてよりその若さをアピールしている女性もいる。
式が終われば、彼女達も三々五々、己の進むべき途へと向かうだろう。しかし、彼女達の日常の動作と変わらない筈のその一挙一投も、大きく艶やかなものに観える。それは、普段、着慣れていない矢絣袴のせいだけではない筈だ。
そういえば先日のとあるニュースで、卒業生五人のうちの一人が、就職先がないと言っていた。

(この項:たい)

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