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2010年05月14日

晴天ノ憂鬱ヲ詠メル

20100513.jpg
雲一つ だに無き空の 疎ましさ 皐月の風に 薔薇や香し

るい詠める

<読み>
くもひとつ だになきそらの うとましさ さつきのかぜに ばらやかぐわし

<意味>
雲ひとつすらない空は疎ましい。皐月の風に運ばれて薔薇の香りがする。

<解説>
週前半は不順な天候だったが、今日は文字通りの五月晴れ、爽やかな青空が広がった。しかしながら、内心に不安なものを抱えていると、逆に、その晴れやかさを疎ましく感じるようである。
薔薇 (Rose) は、季語で言えば夏花言葉 (Language Of Flowers) では、いろいろな意味がある様で、もちろん、その花びらの色によっても意味が違う。この場合は、何が相応しい (Which Meaning Is Fitted For The Rose?) のだろうか? [実はよく知らないのだ。]
第二句の「だに」は副助詞で、否定の語句 [この場合は「無き」] に呼応して「〜すら [ない]」 と訳す。

(この項:たい)

posted =oyo= : 00:52 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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